7年間1度も情報漏洩がないデバッグ専業会社・デジタルハーツ
こんにちは。東京も、すっかり梅雨入りしたようですね。
Venture Factory News編集部は、
梅雨のうっとうしさにもめげず9・10月号に向け動き出しています。
先日、マザーズに上場したデバッグ専業会社・デジタルハーツの宮澤栄一社長に、
取材にお伺いしました。
デジタルハーツとは、こんな会社→http://www.digitalhearts.co.jp/
デバッグとは、ソフトウエアに内在する不具合のこと。
そのまま放置すると、故障がおき混乱が生じてしまいます。
その「バグ」をあらゆる角度から検証し、徹底的にゼロにするために
日々戦っている会社が、デジタルハーツです。
実は宮澤社長、「経営者にだけはなりたくなかった」とか。
家業の倒産で苦労するお父様の姿を目の当たりにし、
高校卒業後家業を手伝われたものの、いったんは音楽活動を志しました。
ですが、運命は分からないもの。ゲームのデバッグ作業のアルバイト先で知り合った
後輩とのふれあいが縁で、自ら起業を決意します。
「彼らのすごさを世界に知らせたい」という宮澤社長率いるデジタルハーツは、
なんと設立以来一度も情報漏洩を出していないとか。
自社で複数拠点を展開し、客先にも常駐しているのに。なぜ?
業種の特性上、指紋認証や防犯カメラ、雇用時の身元確認は欠かさないそうですが
宮澤社長が大事にしているのは、人材教育だそうです。
「今の若者は、仕事にやりがいを求めている。
ですから、彼らには、これからやる仕事がどのように社会に還元されるか、
またちょっとした気の緩みがお客様や仲間にどれだけ迷惑をかけるかきちんと説明します」
と宮澤社長。社員を大事にされている気持ちが、良く分かりますね。
デジタルに「気持ち」を込めて、今日もバグを探し続けるデジタルハーツ。
6月16日のフジサンケイビジネスアイ 「大久保秀夫のトップ訪問」に掲載予定です。
お楽しみに!